待っていてもテスターは来なかった。先に入れて頼んだら、26時間で10人集まった

3本目のアプリは、2か月半止まっていた

ゴルフのスコア集計アプリがあります。ドラコン・ニアピン・オリンピックといった、打数では測れない勝負を記録して集計するアプリです。

実装もストアに載せる画像も、6月の終わりには完成していました。

足りなかったのは、テスター12人だけです。

Google Play で個人が新しくアプリを公開するには、12人以上のテスターに14日間続けて試してもらう「クローズドテスト」を通過しなければなりません。

以前の記事で書いたとおり、私は1本目で、X で毎日募集して50日間応募ゼロを経験しています。その後、開発者どうしが互いのアプリを試し合う Discord のコミュニティに移り、2本の公開にこぎつけました。

それでも3本目は、2か月半、手つかずのままでした。オプトインしているテスターは1人。

前の2本で学んでいたこと

9月14日の夜、ようやくコミュニティに募集を投稿しました。

投稿して、私は AI にこう伝えました。

待っているだけでは、ほとんど相互テストの話は来ません。こちらから先にインストールして、相互テストをお願いするほうが早く12人集まります。

前の2本で身にしみていたことです。募集を出して待つ。それでは、ほかの募集に埋もれていくだけでした。

投稿は、いきなり弾かれた

その前に、ひとつつまずきました。

募集文を投稿しようとしたら、コミュニティの自動モデレーションにブロックされたのです。

原因は、テストへの参加リンクの種類でした。Google Play Console には、テスターに渡すリンクが2種類あります。

  • ウェブで参加 … ブラウザでテスター登録するページ
  • Android で参加 … Play ストアのアプリから直接参加するページ

このコミュニティでは「Android で参加」のリンクを使う決まりになっていて、私は「ウェブで参加」のほうを貼っていました。

リンクを差し替えて、ようやく投稿できました。同じコミュニティで募集する方は、参加リンクの種類に気をつけてください。

候補を選んで、先に差し出した

募集中のスレッドを一覧にすると、10本ありました。そこから次の基準で選びました。

  1. 相互テストを歓迎すると、はっきり書いているか
  2. 14日間、無理なく毎日開けるアプリか(一度触って終わるゲームより、毎日使う道具のほうが続きます)
  3. 求める権限が、アプリの内容に見合っているか
  4. 触ってすぐに、具体的な感想が書けるか

選んだのは3本です。子どもの支度を親の声で促すアラーム、動画を劣化させずに切り出す編集アプリ、ペットを育てながら使うタスク管理。

それぞれを実際にスマホに入れて、触りました。そして、感想を書いてから相互テストをお願いしました。

効いたのは「具体的な指摘をひとつ」

感想は、良かった点だけで終わらせませんでした。

  • アラームのアプリでは、音声の一部が2秒ほどで途切れること。そして、アラーム時の音声は最後まで流れるので、それとは違う動き方をしていること
  • 動画のアプリでは、書き出した動画の映像だけがカクつくこと
  • 別のアプリでは、内容が難しくて理解が追いつかないと、そこで手が止まりそうだということ

どれも、実際に触らなければ書けないことです。

この「具体的な指摘」が、思った以上に効きました。

アラームのアプリは、翌日にはその音声の修正版が配信されました。別の開発者からは「難易度を選べるモードを検討しています」と返事がありました。さらに別の方は「完全に抜けていました、直します」。

指摘が相手のアプリで実際に採用されると、そこから関係が続きます。

26時間の数字

時点 オプトイン人数
9月14日 20時46分(募集を投稿) 1人
同日 22時ごろ(3本に声をかけた直後) 4人
9月15日 20時台 8人
9月15日 23時ごろ 10人

2か月半動かなかった人数が、約26時間で10人になりました。

途中からは、こちらが声をかける前に、向こうから先にインストールして相互テストを申し出てくれる方が次々に現れました。ゴルフ好きだという方まで来てくれました。

先に動いたスレッドには人が集まり、人が集まっているスレッドにはさらに人が来る。そういう流れができたのだと思います。

その代わりに背負ったもの

いいことばかりではありません。

相互テストは、お互いに14日間アンインストールしない約束です。受けた数だけ、毎日開くアプリが増えます。

この記事を書いている時点で、私のスマホには相互テストで入れたアプリが17本あります。

それでも、向こうが先に入れてくれた依頼は断らないと決めています。相手は約束を先に果たしてくれているのですから。

同じ壁の前にいる方へ

私が3本のアプリで学んだことは、これです。

募集は、出して待つものではありませんでした。先に差し出すものでした。

そして、差し出すときは定型文ではなく、実際に触った感想と、具体的な指摘をひとつ。それが、いちばん早く12人に届く方法でした。

この記事を書いたのは、ゴルフのアプリが12人まであと2人だった頃です。その2日後の9月18日に12人が揃い、いまは14日間のカウントの5日目です。


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