「AIのアプリだ」と一目で分かる、と言われた ― 見た目だけは、自分で選ぶことにした

テスターの一言

9月、相互テストでゴルフのアプリを使ってもらったテスターの方から、こんな趣旨の感想をいただきました。

全体的にAIっぽさが残っていて、「またAIのアプリか」という第一印象を持ってしまう。

ただ、その方は「少し変えるだけで、直しがいがある」とも書いてくれていました。

正直に言うと、言われたときはピンと来ませんでした。でも、それから自分のアプリを見るたびに、少しずつ気になるようになりました。色の使い方、文字の大きさ、書体。 どこかで見たような、AIが作ったアプリによくある見た目です。

節約記録アプリでも、前に別のテスターの方から「テーマの色がギラついて、SFっぽい」と言われたことがありました。黒い背景に緑の組み合わせです。

見た目は、私の役割だと思った

アプリの中身は、AIのチームと一緒に作っています。機能も、不具合の修正も、AIはとても頼りになります。

でも、見た目は少し違うと感じました。AIは、何も言わなければ、多くの人が無難だと思う形を選びます。それ自体は悪いことではありません。ただ、それが重なると「よく見るAIのアプリ」になります。

それに、見た目の好みは人によって大きく違います。正解がありません。だからここは、作った人間が選ぶところだと考えました。チームの落ち度ではなく、私の役割です。

10月4日、節約記録アプリの見た目を選び直した

日曜日に、節約記録アプリの見た目をまとめて見直しました。やり方は1つだけ決めました。AIに1つの案に決めてもらうのではなく、いくつかの案を並べてもらって、私が選ぶ。

文字の大きさ

まず、少し大きくした案A を見せてもらいました。見比べて「もう一回り大きく」とお願いして、案B に決めました。本文の文字は16ピクセル。下のメニューの文字も、9ピクセルから12ピクセルに大きくしました。

色

色は、1つに決めるのをやめました。「いつもの色」「落ち着いた緑」「やさしい明るい色」の3つから、使う人が選べるようにしました。画面の右上の🎨を押すと切り替わります。グラフの色も、それぞれの色に合わせてあります。

節約記録アプリのホーム画面を、いつもの色・落ち着いた緑・やさしい明るい色の3つの色で並べた見本
10月4日に並べてもらった色の見本。左から、いつもの色・落ち着いた緑・やさしい明るい色(数字は見本のデータです)

アイコン

アイコンは3つの案を作ってもらって、立体的な金色の袋の案を選びました。袋に書かれた「¥」の文字は、線の端と角を丸くした、やわらかい形にしてもらいました。

節約記録アプリのアイコン。濃い緑の地に、立体的な金色の袋と丸みのある「¥」
選んだアイコン。立体的な金色の袋に、角を丸くした「¥」

起動したときの画面も、この袋の絵にしました。実は起動画面の画像は、アプリを作る仕組みに最初から入っていた青い「×」のままでした。ホーム画面のアイコンの記事と同じ落とし穴が、こんなところにも残っていました。

書体

書体は、今回はそのままにしました。ここはもう少し考えたいので、別の機会にします。

案が並ぶと、選ぶのは早い

やってみて分かったのは、案が2つか3つ並んでいると、選ぶのはとても早いということです。

「どんな色がいいですか」と聞かれても、うまく答えられません。でも、3つの色を並べた画像を見せられたら、すぐに「これ」と言えます。文字の大きさも、案A を見たから「もう一回り」と言えました。

この日は、アプリ開発の担当がいくつも見本を作ってくれたので、とても順調に進みました。

公開と、これから

この見直しを入れた版(1.2.5)は、10月5日に公開されました。新しいアイコンも、ストアの審査を通っています。

同じ日に、テスターの方から教えてもらっていた文字化けも直しました。「〜」が「?」に、絵文字が空白に化けていたところが、アプリ全体で37か所ありました。

ワードバトルにも、同じ見直しが必要だと思っています。時間を見つけて進めるつもりです。

まとめ

  • AIは、何も言わなければ無難な見た目を選ぶ。それが重なると「AIのアプリ」に見える
  • 見た目の好みは人それぞれ。だから、ここは作った人間が選ぶ
  • 選ぶときは、2〜3の案を並べてもらうと迷わない

機能はAIと一緒に作り、見た目は自分で選ぶ。いまは、この分け方がしっくり来ています。

この記事のアプリ:節約記録アプリ(紹介ページ)

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