ゴルフの「オリンピック」のルールと点数の決め方 ― 金・銀・銅・鉄・ダイヤの数え方

ゴルフ仲間に「今日はオリンピックもやろう」と言われて、何のことか分からなかった。この記事は、そんな方に向けて書きました。

私は釣り仲間と、月に1回くらいゴルフを回っています。ゴルフを始めて27年になります。その仲間内でいつも数えているのが、この「オリンピック」です。

先に結論を書きます。グリーンの上で、カップから遠い人ほど高いメダルの権利を持ちます。メダルがもらえるのは、1パットで入れたときだけです。 グリーンの外から直接入れれば、いちばん高いダイヤモンドです。

オリンピックは、金銀銅のメダルに見立てた仲間内の遊びで、ゴルフの正式な競技ではありません。決まった公式ルールもありません。ここに書くのは私の仲間のやり方で、グループによって違うところは後でまとめます。

基本のルール

流れは3つです。

  1. 全員のボールがグリーンに乗るのを待つ
  2. その時点で、カップから遠い順に「金・銀・銅・鉄」の権利が決まる
  3. 1パット目で入れた人が、自分の権利のメダルをもらう
カップから遠い順に金・銀・銅・鉄の権利が決まることを示した図
4人全員がグリーンに乗ったときの例です

ふつうは、全員がグリーンに乗ってから、カップから遠い人がパットを始めます。ですから、最初にパットする人が金の権利を持っていることになります。遠いパットほど入りにくいので、遠い人ほど高いメダルになっています。

細かいところは、次のとおりです。

  • 2パット以上かかったら、メダルはありません。 金の権利があっても、外せば0点です
  • 権利は動きません。 金の人が外しても、銀の人が繰り上がって金になることはありません
  • 何打目で乗ったかは関係ありません。 全員が乗った時点の距離で決まります
  • 1つのホールで何人入れても、入れた人はそれぞれ自分のメダルをもらえます
  • ドラコンやニアピンとは別に数えます。 同じ人が両方もらうこともあります

ダイヤモンドはチップイン

グリーンの外から直接カップに入れると、いちばん高いダイヤモンドです。バンカーから直接入れた場合も、チップインなのでダイヤモンドです。

ダイヤモンドは1人とは限りません。現実的ではありませんが、4人全員がグリーンの外から入れれば、4人全員がダイヤモンドです。

点数の決め方

点数にも公式の決まりはありません。仲間で決めます。私の仲間の点数は次のとおりで、これまで変えたことはありません。

メダル もらえるとき 点数
ダイヤモンド グリーンの外から直接入れた 500点
金 いちばん遠い人が1パットで入れた 400点
銀 2番目に遠い人が1パットで入れた 300点
銅 3番目に遠い人が1パットで入れた 200点
鉄 いちばん近い人が1パットで入れた 100点

オリンピックと一緒に、ドラコン(ティーショットをフェアウェイに残して、いちばん遠くまで飛ばした人)とニアピン(パー3のティーショットでグリーンに乗せて、カップにいちばん近づけた人)も、1回300点で数えています。

たとえば1ラウンドで、金を1回、銅を2回、ドラコンを1回、ニアピンを1回取ると、次の計算になります。

400点 + 200点×2回 + 300点 + 300点 = 1,400点

自分たちで点数を決めるときは、次の2つを押さえておけば十分だと思います。

  • ダイヤモンド、金、銀、銅、鉄の順に、高い点数にする
  • 始める前に、全員で点数を確かめる

グループによって違うところ

正式なルールがないので、グループによって違うところがあります。いちばん分かれるのは、ダイヤモンドが出たあとの、残りの人の数え方です。

場面 残りの人の数え方(遠い順)
1人がダイヤモンドで、残りの3人がグリーンに乗った 「金・銀・銅」の場合と「銀・銅・鉄」の場合がある
2人がダイヤモンドで、残りの2人がグリーンに乗った 「金・銀」「銀・銅」「銅・鉄」の場合がある

どれが正しいということはありません。ここは、ローカルルールで決まる部分です。私の仲間では、1人がダイヤモンドのとき、残りの3人を「金・銀・銅」と数えます。

ほかに、決まりを足しているグループもあるようです。調べると、バンカーからグリーンに乗せて1パットで入れる「砂イチ」や、鉄の権利の人が外すとマイナスになる「くず鉄」といった呼び方が見つかりました。私の作ったアプリには、こうした決まりは入れていません。

初めての組で遊ぶなら、最初に次の3つを確かめておくと安心です。

  • 点数をいくつにするか
  • ダイヤモンドが出たとき、残りの人のメダルをどう数えるか
  • 砂イチなどの決まりを足すか

スコアカードに点を打っていたころ

アプリを作る前は、スコアカードに記録しておき、最後に手計算で集計したり、Excel で集計したりしていました。

スコアカードに「金」と文字で書くと、あとの集計が難しくなります。そこで、金なら「・・・・」、鉄なら「・」と点で書いたり、数字で書いたりしていました。

盛り上がるのは「総取り」のとき

オリンピックの面白いところは、たとえば「ニアピンと金を総取り」のようなことが起きたときです。本人はもちろん、仲間も一緒に盛り上がります。

ニアピンを取った人が金になるのは、不思議に見えるかもしれません。でも、パー3では珍しくありません。1打目でグリーンに乗せた人のボールは、ほかの人が2打目で寄せたボールより、カップから遠くなることが多いからです。ニアピンを取ったうえに、いちばん遠い位置から1パットで入れれば、同じホールでニアピンと金を総取りです。

打数の勝負とは別に、こういう見せ場があるのが、この遊びのよいところだと思います。

集計を、スマホのアプリにした

点を数える手間をなくしたくて、2026年6月に、AIと一緒にスマホのアプリを作りました。私にプログラミングの経験はありません。6月20日にAIへ出した注文には、さきほどの金・銀・銅・鉄・ダイヤの決まりを、そのまま書きました。

1台のスマホに、同じ組の全員分を入力して使います。ホールごとに、ドラコンやニアピンを取った人と、メダルをもらった人をタップするだけです。ラウンドの途中でも、順位と点差を見られます。

アプリの集計画面。4人の順位と点数が並んでいる
集計の画面です(見本のデータ)

メダルを誰に付けるかは、人が選びます。アプリが距離を測るわけではないので、さきほどのローカルルールのどれでも、そのまま記録できます。点数も変えられて、ラウンドの途中で変えても全ホールの集計に反映されます。

最初からうまくいったわけではありません。9月30日に自分のラウンドで初めて使ったときは、自動で集計してくれて非常に便利でしたが、点数の変え方に戸惑いました。その後、テスターとしてアプリを入れていた釣り仲間が、私のいないゴルフ場で使ってくれて、INから回るスタートと、好きなホールへすぐ移動できる機能の要望をくれました。どちらも10月の更新で直しています。この経緯は製品版アクセス申請の記事に書きました。

なお、この点数は仲間内で楽しむためのものです。アプリでも、金銭の賭博を目的とした使用はお断りしています。

この記事のアプリ:ゴルフ仲間の金銀銅集計(紹介ページ)

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